物流コンサルタントや物流業務の委託の選定の際に抑えておきたいポイント
物流にも物流コンサルタントと呼ばれる物流のノウハウを教えてくれるプロがいることをご存知ですか?
事業を行う上で物流は重要なポジションを担うようになってきました。
しかし、物流の知識がなく1から始めようとすると、実際に何から始めれば良いのかわからないという方も多いことでしょう。
そこで今回は
「これから物流倉庫を探す」
「物流業務の委託を考えている」という方必見!
【物流業務の委託(物流アウトソーシング)を検討する際に、絶対に抑えておきたいポイント】をご紹介いたします。
そもそも物流アウトソーシングとは?
物流倉庫を探すにあたって物流アウトソーシングという言葉をよく耳にすると思います。
物流アウトソーシングとは、商品の入庫から保管、出荷など物流業務全般を物流会社に委託することです。
そのため、商品の保管のみならず「入庫」「棚入れ」「検品」「在庫管理」「ピッキング」「梱包」「配送管理全般」を行ってくれます。
物流アウトソーシングでは、物流のプロが物流業務を全て行ってくれるため、細かい業務を行う必要がなく、倉庫の管理に人手を取られる心配がありません。
物流コンサルタントとは?
物流コンサルタントをカンタンに説明すると、物流の専門知識と経験を元にお客様の利益を最大化する人のことです。
商品が生産者から物流センターを通って各小売業や消費者に届くまでの全ての業務に携わります。
その中で問題点を探し、コストや人手不足、商品の管理がしっかりされているかを見ていきます。
また、物流のコンサルティングを行っている企業は物流会社や物流会社の子会社が多いです。
物流会社についてはよくわからないという方は、物流コンサルタントに依頼してみるのもいいでしょう。
物流倉庫を委託するにあたって大切なこととは?
「物流アウトソーシングするにあたって物流倉庫・配送代行業者を選定することに大切なことはなんでしょう?」
物流価格?コスト? 物流会社・倉庫会社のブランド? 倉庫が清潔かどうか?5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)をきちんと実施しているか?
この選定基準というのは、 お客様のロジスティクスポリシー(物流に対する概念・価値観)による部分もありますので、一概には言えません。
ただ、重要なのは、 【物流倉庫が企業の物流課題・経営課題に対し、 課題解決のため本気で提案・対応してくれるか】ということにつきます。
物流会社を選ぶ基本的なチェックポイント!
物流会社を選ぶにあたって大切なことはお客様によって違いますが、基本的なチェックポイントは知りたいですよね。
そこで、ここでは物流会社を選ぶ基本的なチェックポイントをご紹介していきます。
【立地】
物流会社を選ぶ際、どこに倉庫があるのかはきちんと把握した上で選ぶようにしましょう。
たとえどんなに入荷や出荷などの倉庫内作業がスムーズでも製造元や出荷先から距離が遠いと運搬に時間がかかってしまいます。
そのため、倉庫の立地を調べた上で製造元から物流倉庫を通って出荷先まで行く経路を把握し、検討することが大切です。
また、その際に高速道路や主要道路なども調べることが望ましいです。
【保管方法】
物流倉庫の保管方法には3温度帯と呼ばれるものがあり、これは保管温度を示しています。
3温度帯は主に「常温(10〜15℃)」「冷蔵(5〜マイナス5℃)」「冷凍(マイナス15℃以下)」という温度に分かれています。
商品にあった保管方法を選択しなければ、商品の劣化などが起こってしまいます。
物流会社によって対応している保管方法が異なりますので、必ず確認するようにしましょう。
【サービス内容】
主な作業内容は同じでもラッピングなどの細かい作業のサービス内容は物流会社によって異なります。
また、物流会社によって得意とする商品やウリにしている内容などが自社とマッチしているか確認してから選ぶことが大切です。
まとめ
今回は物流業務の委託を検討する際に、絶対に抑えておきたいポイントをご紹介しました。
物流会社によって様々な特徴があるため、自社にあった物流会社かしっかり見極めて選びましょう。
・物流アウトソーシングとは、商品の入庫から保管、出荷など物流業務全般を物流会社に委託することです。
・物流コンサルタントは、物流の専門知識と経験を元にお客様の利益を最大化する人のことです。
・物流会社を選ぶ際の基本的なポイントは「立地」「保管方法」「サービス内容」です。
年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。