在庫管理のアプリの選び方!無料アプリは要注意?注意点などもご紹介!
在庫管理のアプリは、無料のものを初め、様々な在庫管理システムがアプリとしてリリースされています。
初めて在庫管理をする。といった企業様の場合、無料でまずは試してみようと思うかもしれません。
しかし、在庫管理アプリを使う際には、無料のアプリでは注意が必要です。
もちろん、注意も必要ですがメリットもあり、それは皆さんの在庫管理方法に合わせた選択が必要です。
今回は、オススメの在庫管理アプリや、無料の在庫管理アプリの注意点などを解説していきます。
在庫管理アプリとは?
在庫管理アプリとは、今までPCと専用のデバイスでしかできなかった庫内作業における在庫管理をスマートフォンでも行えるようにしたアプリのことです。
紙やエクセルなどでの在庫管理をスマートフォンを使い、ネットワーク上で行うこと、紙のかさばりや誤字脱字などのミス、在庫数の間違いなどを防ぎ、どこからでも在庫管理を行うことができます。
もちろん棚卸しで使用することも可能です。
昨今では、有料アプリを初め、無料のアプリもリリースされています。
WMS(倉庫管理システム)とほとんど同じ意味で、倉庫内で使われることが多くあります。
提供会社によって、機能は異なることがありますが、基本的な機能は概ね備えてあります。
・在庫データの登録や検索、編集、確認
・QRコードやバーコードのスキャン(=読み取り)
・在庫データの検索
・入出荷機能
またスマートフォンが普及したことにより、備え付けのカメラでのスキャンが可能になりました。
無料・有料の在庫管理アプリの違いとは?
在庫管理のアプリにおいて、無料と有料との違いは、3つあります。
①価格
②機能の数
③サポートの有無
①価格
文字通り、圧倒的に無料の方が安価です。
しかし、後ほど書きますが、機能やサポートといった部分では、やはり有料の方がサービスは手厚いと言えます。
②機能の数
無料の在庫管理アプリでは、機能が制限されているものが多くあります。
また、機能は変わらずですが、使用できる人数を制限したりなど、無料のアプリには、それ相応の制限があると言えるでしょう。
有料のものでも、各企業毎で搭載されている機能はバラバラです。
もし、有料のアプリを選ばれる際は、しっかり自社にあった機能があるのかを確認してから、選ばれた方が良いでしょう。
③サポートの有無
無料のアプリでのサポートはほとんど皆無と言っていいでしょう。
アプリの使い方といった基本的なところはほとんどがFAQページなどで賄っていることが多いです。
有料であれば、FAQはもちろん、メール・電話などでのサポートがあります。
導入などで不安がもしあるなら、こういった部分も視野に入れた選別が必要です。
無料の在庫管理アプリのメリット・デメリットとは?
無料の在庫管理アプリは、やはりその無料ということで様々なメリットがあります。
まず、お試し感覚で使えるということ。
導入費用が無料の時点で、まずはやってみるということが実現できます。
2つ目は、維持管理費の削減です。
無料という大きなメリットが最大限に生かされる部分ではないでしょうか?
しかし、無料の在庫管理アプリといえど、もちろんデメリットはあります。
①中・大規模では使えない
②機能の制限
③カスタマイズができない
この3つが上げられます。
①中・大規模では使えない
無料の在庫管理アプリは、小規模な店舗やECサイトに特化したといえる形でしょう。
大量の在庫を抱えたり、toB,toC向けの作業があるなど、
規模が大きくなると、無料の在庫管理アプリは反対に業務を阻害する恐れがあります。
②機能の制限
無料の在庫管理アプリの多くは、機能の制限・アカウント数の制限など様々な制限が存在します。
入出庫機能がついているものも出て来はじめてはいるものの、
やはり棚卸し機能など、制限は必ずといっていいほどついています。
③カスタマイズができない
これは、無料の在庫管理アプリの最大のデメリットとも言えるでしょう。
物の流れの中で、企業によって様々な流れ(=フロー)が存在します。
それは必ずどの企業も同じというわけではありません。
各企業に合わせたデータのインポート・エクスポート在庫データの読み取りなど、
在庫管理アプリを入れる際に、ここがしっかりできなければ、
アプリをインストールしただけに終わってしまいかねません。
無料の在庫管理アプリの上手な使い方
デメリットを多く取り上げましたが、
無料の在庫管理アプリには、その優位性があることはもちろんです。
その中でも大きくは、「試せる」ということではないでしょうか?
在庫管理をアナログで行っている企業や、
今の在庫管理のシステムが古くなってきたなどの乗り換えのタイミングなどで
まずは使って、使用感を確かめることができます。
ここは、無料の在庫管理アプリのメリットといえるでしょう。
ただ、有料の在庫管理アプリもしくはシステムでも、
デモ体験などで操作感を体験できる企業も増えてきていることは事実です。
まとめ
スマートフォンが普及し、在庫管理もその形態へと移りつつあります。
様々な企業で必ず行う在庫管理。
自社にあった運用で、適切な在庫管理アプリを選びましょう!
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年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。