物流センター改善のヒントは物流現場にしかありません。~倉庫ロケーションを使った改善~
物流アウトソーシング(3PL)の株式会社関通の現場、特に
通販・ECサイト様のBtoC出荷ではピッコンと呼ばれる
タイヤのついた小さな梱包台を使っています。
ピッコンを導入することによって
以前は固定の梱包場所へピッキング(ピック)した商品を
持って行きましたが、
その歩数を削減できるようになりました。
非常に有効な道具です。
物流アウトソーシング(3PL)の関通でECサイト様の出荷で
帽子を発送している現場は
この道具に
「導線」という一工夫をつけくわえ
より歩数を削減することができました。
それは「ロケーション番号」の作り方にヒントをもらったのです。
ロケーションとは商品の保管場所のことで
ロケーション番号はその棚番、つまり棚の住所番号のことです。
それらは英数字で全て表現されており
規則的に若い順番に並んでいます。
ですので、その通販サイト様の物流現場では、
この規則的に並んだロケーションにヒントをもらい、
ロケーション番号の若い順番に帳票をソート(並び替え)できるよう
物流管理システムを組みなおし、
お客様の商品を一番少ない歩数でピッキングできるようにしました。
結果、1日の延べ2名の時間削減に繋がっています。
業務の中にはたくさんの改善のヒントがあります。
ロケーションの並び方、構成の仕方も
1つのヒントなのです。
改善すべきヒントは現場にしかありません。
物流管理者やセンター長は
できるだけ現場に出向き、働いている人やその現場を
真剣に観察してく必要があるのです。
年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。