物流倉庫の見積もりに必要な情報とは?|物流倉庫のアウトソーシングのプロがご紹介します。
物流倉庫の見積もりを取りたいけどよくわからない。物流倉庫のアウトソーシングの費用はどれくらいかかるのでしょうか?
そんな疑問を持たれた方は多いと思います。
物流倉庫の原価はほぼ人件費です。そこに荷物の保管や出荷など諸々の費用がプラスされます。
運用次第では安くも高くもなるうえ、どのような商品をどのように扱うかなど内容が様々・多岐にわたるので
「これです!」といった見積もりのサンプルは存在しないのです。
100社あれば100通りの見積りとなるので、大切なのはご利用になるお客様にとって何をどう行うのが適切なのかを見極めるために
しっかりとしたヒアリングをしてから、実際の倉庫をご覧いただき、見積もりの作成へという流れになります。
今回は物流倉庫のアウトソーシングの見積もりに必要な情報をご紹介させていただきます。
固定費とは
固定費とは生産量や販売量の増減に関わらず、一定にかかる経費のことを指します。
まずはこの固定費から説明いたします。
①システム利用料
基本料金の一つとして、「システム使用料金」があります。
WMSと呼ばれている、いわゆる倉庫管理システムがこれに当たります。
入荷や入庫、ピッキングなどの作業で必要な情報収集、出力をするのに使われます。
株式会社関通では独自開発のWMSシステム「クラウドトーマス」を使用しています。
③保管料
倉庫の「保管料」です。いわば家賃のようなものです。
どのくらいの広さを借りるかにもよりますが「パレット貸し」や「棚貸し」といった単位での提供もありますので確認が必要です。
④電気料金
空調や照明などの電気代も加わってきます。
特に、温度管理が必要な食品や化粧品などの商品を取り扱われている場合は別途で費用がかかりますので確認するようにして下さい。
変動費とは
一方、変動費とは売上(生産量や販売量)などの操業度に比例して増減する経費のことを指します。
①入庫費用
こちらは送られてきた荷物を倉庫へ搬入する時にかかる料金です。
またこの時、検品作業が必要な場合その作業内容によってはオプション費用が発生します。
アパレルなどでよくある検針作業がこれにあたります。
バーコードの貼付がされていない場合はその対応費用が発生する事があります。
②デバンニング料
コンテナから荷物を取り出す作業のことを言い、フォークリフトなどの機械を用いて複数人で作業することが多く、
専門の技術も必要なので上記の入庫費用とは別途の料金となるのが一般です。
③出荷料
出荷のときに倉庫内に保管していた商品の取り出し作業にかかる料金です。
④梱包費用
注文の入った商品をピッキングした後、ダンボールなどの指定の資材に梱包して
発送業者へ引き渡すまでの作業の料金を言います。
⑤発送費用
荷物をお客様へお届けするための費用を指します。一言でいえば宅配業者へ支払う料金のことです。
料金の違いなどの注意点
各物流会社によって料金の違いというのは、倉庫の場所というのも大きな理由の一つです。
首都圏と地方では土地の価格が違いますので当然首都圏のほうが高くなってしまいます。
しかし、保管料を安く抑えられても、配送料金が予算を上回ってしまっては意味がありません。
スピードも求められている昨今、遠い場所からの配送の時間もふまえて全体の料金のバランスに注意しましょう。
まとめ
概ね上記の情報を集めて、見積りが出来ます。もっと細かな情報があれば更に詳しい見積りができあがります。
お客様ごとにご利用になる仕事の内容が違い、それにお応えするために細かなヒアリングは欠かせないのです。
こういった物流作業の一連を、全て自社で物流業務をするよりもノウハウを持った物流企業に委託したほうがコストの削減になります。
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年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。