物流倉庫の作業スピードはレイアウト変更で改善できます!ー通路幅やロケーションの決定方法ー


物流倉庫内のレイアウトによって作業効率は変わります。

物流倉庫はただ商品を保管すればいいだけでなく、発注された際にすぐに取り出し発送しなければならないため、効率よく作業できる物流倉庫のレイアウトが重要になってきます。

株式会社関通では発送代行・物流コンサルなども行っており、顧客の現場の指導なども行っています。
その中でも、
「物流倉庫の通路幅は何メートルぐらい取ればいいですか??」
というご質問をよくいただきます。

通路幅は、その現場にあった幅で作ることが生産性を上げるポイントとなります。
そこで今回は、物流現場の通路幅の考え方についてご紹介いたします。

 

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物流倉庫の通路幅とは?

物流倉庫の通路幅とは
物流倉庫の通路幅とは、商品を保管したり、取り出したりする際に通る動線の幅のことです。
通路幅は狭すぎるとフォークリフトが通らなかったり、前から来た人とぶつかってしまったりします。
また、反対に広すぎると移動の歩数が増えるため、生産性が下がります。

このことから、通路幅の適切な幅を知りたいと思うのは必然だと思います。
しかし、通路幅というものは倉庫や扱う商品によって適切な幅というものが変わってきます。

生産性には2つの意味があった!

生産性には2つの意味があった!
物流センターの通路幅を決定するのに大切なことは、生産性が高いかどうかという観点です。
ここでは2つの生産性についてご紹介します。

保管効率の生産性
保管効率の生産性では、商品を保管する際、棚やラックなどの隙間を減らし、少ないスペースで商品がたくさん保管出来るかが重要になってきます。

作業効率の生産性
作業効率の生産性では、歩数を減らし、商品を探したり次の動作までまったりする時間を減らし、考えないでも作業が出来るというところが需要となってきます。

この生産性を高める為に
株式会社関通では「ムダ取り活動」を行っています。
日々の業務の中で各人が改善できるところを出し合い改善することによって、小さな改善が積み重なり、大きな改善となります。

このような物流改善の事例が学べる「学べる倉庫見学会」開催中!詳しくはコチラ。

ロケーションはこうして決める!!

ロケーションはこうして決める!
通路幅が適切になっても、ロケーションが適切でないと生産性はあまり上がりません。
通路幅によって上がった生産性を更に上げるために、ロケーションの配置方法について紹介していきます。

ロケーションが適切でないと、梱包作業台から遠いロケーションに指示が掛かると、
指示された遠いロケーションに商品を取りに行き、梱包作業台に戻るという無駄な歩数が発生してしまいます。

このような事を防ぐ為に、株式会社関通では、どの商品が出荷頻度が高いのか低いのかを把握し、ロケーション配置を決めています。

出荷頻度が低い商品は奥のロケーションへ、
出荷頻度が高い商品は、なるべく作業台から近いロケーションへ配置する。
この方法でロケーションを配置すると更に生産性がアップし、少ない時間でより多くの件数を出荷することが出来るようになります。

まとめ

今回は通路幅をメインに物流倉庫のレイアウト方法をご紹介させていただきました。
倉庫内のレイアウトを上手く変更すれば、物流のスピードを改善できます。
物流のスピードが上がらず悩んでいる方は、ぜひ今回の記事を参考に改善してみてください。

今回の記事のポイントは下記になります。
・物流倉庫内のレイアウトによって物流の作業スピードは変わります。
・通路幅は倉庫や扱う商品によって適切な幅が変わってきます。
・生産性は「保管効率の生産性」と「作業効率の生産性」の2つがあります。
出荷頻度が低い商品は奥のロケーションへ、出荷頻度が高い商品は、なるべく作業台から近いロケーションへ配置する。

年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。

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