ECサイトの受注処理業務を自動化するサービス 「e.can(イーキャン)」を開始
株式会社関通は、ECサイトの受注処理内で発生する、受注伝票の書き換え作業を自動化するシステム、
「e.can(イーキャン)」の販売を開始いたしました。
受注処理とは、注文受付から、物流現場の出荷作業用のデータ生成、カスタマーへの完了報告等の事務作業です。
その処理を簡単に、かつスピーディに実現できるようになる仕組みです。
今回は「e.can」リリースまでの経緯をお伝えいたします。
「e.can」とは
「e.can」はネットショップの受注処理で発生する、受注伝票を条件やカスタマーのご要望に対して、変更していく作業を、自動で行えるようにするシステムです。
こちらはHamee株式会社が提供するクラウド(SaaS)型ECプラットフォーム「ネクストエンジン」の公式アプリケーションとなっております。
プログラム言語の知識がなくとも、利用できるように設計されています。
店舗の販売状況にあわせ、カスタマーの購入条件と処理内容をマスタに登録し、更新実行の操作を行えば、自動処理で受注伝票の書き換え作業が実行される仕組みです。
どのようなことが自動化できるのか、と言いますと、例えばカスタマーへのお届け先に応じた日時や発送便の変更、注文条件に応じた発送便の判別や、ラッピング・おまけの付与など、従来は1件ずつ検索して処理をしていた細やかな作業などが挙げられます。
e.canサービスページはこちら▼
https://ecan.co.jp/
「e.can」誕生秘話
物流会社である株式会社関通では、多くのネットショップ様の物流改善に携わらせていただいております。
また、物流のみならず、ECサイトの受注処理代行サービスを行っております。
その中でネットショップ様のお声を聴く機会が多いのですが、多くの企業様が課題としていることが成長への対応と品質の保持です。
ECサイトの受注処理は、分岐の多い作業となります。お客様の購入条件によって、処理すべき内容が変わります。
そのため教育にも時間がかかり、属人化に悩む企業様も多いのが現状です。
更に、セールや繁忙期で受注件数が増えれば増えるほど、作業に負担がかかり、注文が増えたが受注処理が追い付かず、現場作業にも支障が出るという問題も多く起こっています。
残業対応や販売制御をせざるを得ない店舗様もいらっしゃいます。
また、こういった問題を懸念するがために、新しい施策をとるのに二の足を踏む店舗様もいらっしゃいます。
そのためそういった課題を解決し、ネットショップ様の更なる成長対応・品質保持のために、「e.can」というシステムリリースいたしました。
「e.can」の特徴とは
例えばこのような作業が自動化できます
このような作業を自動化することができます。
本来は1件1件、受注伝票を開き、手作業で修正するような内容も、ワンクリックで更新することができます。
カスタマーに対する細かいご対応も、ミスなくかつスピーディに実施できるようになります。
簡単に設定が可能です
e.canは画面上で「条件」や「更新内容」を選択していきます。そのため、プログラム言語などの専門知識がなくてもすぐに作成することができます。
また、「ネクストエンジン」と同じ項目を採用しているため、ご利用ユーザーが分かりやすく登録を進めることができます。
柔軟な設定が可能
設定は「条件」と「更新内容」を選択していくため、企業ごとの運用ルールにあった設定が可能です。複数の条件を組み合わせることによって、カスタマー特別対応も自動化することができます。
上記は、注文時に選択される商品オプションに、「gift」という文字列が含まれている注文に対し、「商品コード g0001」のアイテムを追加する設定画面です。
本来は1件ずつ手動で商品追加し伝票更新を行う作業ですが、このようにルール設定をし、更新実行することで、条件に対する自動一括更新が行えるようになります。
受注処理業務のアウトソーシングも対応!ネットショップの成長に貢献します。
また、私達は受注処理を自社で行わずアウトソーシングを希望される企業様に向け、「e.can Plus(イーキャンプラス)」のサービスもご提供しております。
関通で受注処理をアウトソーシングさせていただきますが、元のオペレーションをそのままお受けするのではなく、「e.can」を活用しオペレーションを改善した上で取り組ませていただきます。
ショップの成長により対応できる、強いバックヤードを構築いたします。
「e.can」「e.can Plus」ともに、すでに利用開始している企業様もおり、成約と引き合いも引き続き進んでおります。
今後はこの「e.can」を通して、受注処理が販売のボトルネックとなっている企業様の悩みを解決し、サポートを行っていきます。
年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。