ロケーション管理とは
ロケーションとは?
平置き
商品を床の上に置いて保管する方法。
ラック
商品をラック(棚)に置いて保管する方法。
平置きよりもスペース効率がよく、一般的な保管方法です。
この場合は、棚の一段ずつにロケーションを振り分けます。
スペース効率が上がると共に、移動距離も短くなり作業効率が向上します。
商品とロケーション(場所)を紐付け易いので、移動ラックや自動クレーンが付いているものなど、更に効率化を図ったラックも多いです。
ロケーションの配置
関通では【ゾーン】–【列】–【連】–【段】–【間口】で区切っています。
ロケーションには以下の種類があります。
固定ロケーション
アイテムごとに保管する場所を決める方法。
アイテム数が多いと大変ですが、基本どこに何があるのか人が覚えやすいのが特長です。
しかし、場所が空いていても他のアイテムは置けません。
逆に、置ききれない時は、別の場所に保管することとなり「在庫探し」の原因になりやすいので、十分な管理が必要です。
フリーロケーション
空いている場所に保管していく方法。
出庫すべきアイテムはどのロケーションにあるのか確認するのが手間となります。
しかし、1つのロケーションに置ききれなくても、アイテムの入れ替えがあっても何もする必要はありません。
また、保管効率があがるので、同じ倉庫でもより多くの在庫を保管することができます。
固定ロケーションのような
•在庫の増減やアイテムの入れ替えでレイアウト変更を強いられる
•場所が空いているのに置けない
といったデメリットがないのが特徴です。
ダブルトランザクション
固定ロケーションとフリーロケーションを融合したもの
ピッキングエリアとストックエリアを明確に分け、ピッキングエリアは固定ロケーション、ストックエリアはフリーロケーションで運用します。
メリットは、ピッキング効率をあげられること。
ピッキングエリアには数日分の出荷量程度の少量の在庫のみ保管することで、狭い場所に様々なアイテムが保管されている状況とし、効率的なピッキング作業を目指します。
デメリットは補充作業が必要なことです。
まとめ
#ロケーション #ロケーションの配置 #固定ロケーション #フリーロケーション #ダブルトランザクション
年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。