残荷とは
残荷とは?
残価とは、当日に出荷(発送)しなければならないの荷物が輸送業者の集荷後、
引き渡しがなされず、現場・倉庫内に残っている状態、集荷された荷物が運送業者に残ってしまい、配送されないケースや、輸送業者側が倉庫に商品をおいたままにしてしまうことと言います。
といった2つのケースがあります。正しい日時にお客様のもとへ
商品をお届けすることができなくなってしまうため、この「残荷」は
物流の現場にとってあってはならないことなのです。
なぜ残荷は起こるのか
まず、なぜこのようなことが起こるのか?
それは物流の現場がまだまだ人の手で行う作業だからなのです。
荷物が大量に送られてきて忙しい時などによく起こりがちな「うっかりミス」や
作業現場の荷物の整理整頓ができていないために起こる「見落とし」なのです。
仕方のないことと甘く見ていてはいけません。
依頼を受けた商品の向こうにはお客様がいらっしゃるということを
忘れてはならないのです。
対企業様(to B)の場合、相手の企業様にもお客様がいらっしゃいます。
約束した期日に荷物が届かないと商売上の信用問題に関わりますので、
大変な損害が発生してしまいます。
対個人様(to C)でも同じく荷物がきちんと届かなければ、キャセルになったりします。
お誕生日プレゼントをお誕生日に届けてくれないと、まったく意味がありません。
どれも対策がきちんと出来ていれば防げるものなのです。
残荷を未然に防ぐには
それでは「残荷」を出さないためにはどのようにすればよいのでしょうか。
まず、「絶対に残荷はある」と思って仕事をすることです。
ほとんどのミスの原因は慣れによる「思い込み」なのです。
これはスタッフ全員で声を掛け合って気をつける必要があります。
もう一つは荷物を置き忘れやすい場所に人を貼り付けてチェックすることです。
集荷のタイミングで、人の目が届きにくい所などに確認する人をつけるのです。
これで、配送のトラックが出てしまってから
「残荷」があった!ということが防げます。
最後は現場の「整理整頓を心がける」ということです。
作業現場がキレイに片付いていて、見通しが良ければ
何かに紛れて荷物が隠れていたために、
積み忘れがあったということはおこらないのです。
まとめ
自動化が進んで人の手を介さない作業が増えてきた物流現場ですが、
商品によって箱の中に一緒に入れるものが変わってくるといった繊細な
梱包作業はまだまだ人の手が必要なのです。
ですから普段からスタッフが全員で、このようなミスが起こらないように
チェックすることを習慣づけることが大切です。
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年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。