冷凍冷蔵倉庫とは
冷凍冷蔵倉庫とは?
冷凍冷蔵倉庫とは、10℃以下で保管する倉庫は全て冷蔵倉庫と呼ばれます。
冷凍倉庫とは、冷蔵倉庫の中でも、より低温の倉庫のことを指します。
一般的に、+10度以下は全て冷蔵倉庫と分類されますが、
冷蔵保管と冷凍保管を分かりやすく区分するために分けて呼ぶことがあります。
その区分がこちらです。
C3級
+10度以下~-2度未満
C2級
-2度以下~-10度未満
C1級
-10度以下~-20度未満
F1級
-20度以下~-30度未満
F2級
-30度以下~-40度未満
F3級
-40度以下~-50度未満
F4級
-50度以下
※温度が+10度以下~-20度未満の倉庫をC級(チルド)、
-20度以下をF級(フローズンもしくはフリーズ)と呼びます
冷凍倉庫で必要な設備とは
冷凍倉庫を決める際には通常の倉庫と違い、必要な設備があります。
例えば温度管理に必要なエアコン、ドッグシェルター、温度を逃さない扉、
冷凍倉庫内で対応している什器といったものです。
また、防水性能、耐火(防火)性能や、必要に応じて災害防止措置を講じ、さらに、消火設備、防犯措置(出入口の施錠、機械警備、出入口の照明装置)、冷蔵室との通報設備、冷蔵設備、温度計等を備えることも必要となります。
冷凍倉庫の課題
冷凍冷蔵倉庫に霜がついてしまうと、冷却性能が落ちてしまいます。
また、霜がつくということは、冷凍倉庫に「結露」が発生して衛生状態が悪化してしまいます。
倉庫内の湿気が高くて床や天井が常に結露しているということは、そこから雑菌などが発生するリスクもあるということになります。
ここから雑菌が製品などに付着するリスクも否定できないため、衛生管理の部分から大きな問題につながる可能性が考えられるので、
冷凍冷蔵倉庫の霜対策及び湿気対策は重要な課題となります。
まとめ
今回は冷凍冷蔵倉庫について説明させていただきました。
この記事が、役に立ったら嬉しいです。
ポイントは以下になります。
・冷凍冷蔵倉庫は−18度以下の倉庫になる
・冷凍冷蔵倉庫の設備は、通常の倉庫とは異なる
・冷凍冷蔵倉庫の霜や結露に対する対策が重要
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年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。