物流センターとは
物流センターとは?
物流センターとは、高度化した作業を行う倉庫を指します。
物流センターには大きく分けて下記の5つの機能があります。
▼そもそも物流とは?
物流とは│物流の機能や種類、ロジスティクスの違いについてご紹介
①保管
保管とは出荷までの間、倉庫や物流センターに商品を「保管」して管理することです。
▼倉庫について詳しくはこちら
https://www.kantsu.com/terms/cat/warehouse
②輸送
輸送は商品を生産地から消費者や小売店へ輸送することです。
輸送手段の代表的なものには
・鉄道輸送
・海上輸送
・航空貨物輸送
・トラック輸送
などです。
③荷役
荷役は「にやく」と読み、商品を倉庫や物流センターへ入庫したり、出庫することを意味します。
・入出庫
・ピッキング
・配送別仕分け
などがあります
④包装
包装は商品を梱包、包装することをいいます。
商品の保護や荷役のため、個装・内装・外装します。
⑤流通加工
顧客のニーズに応じて商品に対して流通段階で行われる加工です。
・ギフト商品のセット組
・ラベルや値札つけ
・袋詰め
・販売内容に応じた小分け
などがあります。
物流センターの種類
配送センター
エリア内の配送、トラック輸送を担う拠点のこと
▼配送センターについての詳しい内容はこちらをご覧ください。
デポ
配送のための小型拠点を指し、デパートや卸売り業の宅配のことをいいます。
デポについて詳しくはこちら
DC(ディストリビューション・センター)
在庫を保管することを前提とした在庫型の物流センターのことをいいます。
商品を仕入先から一括で購入するため倉庫に在庫を持っていることから必要な際に迅速に手配することが可能。
納品も早くできるというメリットが有る一方、在庫リスクを負わなくてはなりません。
DC(ディストリビューションセンター)について詳しくはこちら
TC(トランスファー・センター)
在庫の保管を行わず、荷物の積替えや仕分け、配送を主に行う通過型の物流センターのことをいいます。
運ばれてきた荷物は保管されず、開梱後直接仕分けされて加工、納品先へと配送されますので
仕入れが小ロットでできるので在庫リスクは少ないですが購入時のコストはDCより高くなる場合があります。
在庫を抱えない分、発注から発送までのリードタイムがDCより長くなる場合があります。
TC(クロスドッキング・トランスファーセンター)について詳しくはこちら
PDC(プロセス・ディストリビューション・センター)
部品の組み立てや設置、精肉や鮮魚の加工といった高度な加工が行える設備が整い、
準工場化された機能を持ち合わせた在庫型の物流センターのことをいいます。
主にコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどに納品を行う物流センターで、
商品の加工を行うことで付加価値がつけられますが、品質を保つための温度管理や生産ライン、 防塵といった設備や労働力が必要とされ、高度な品質管理が求められます。
PDC(プロセスディストリビューションセンター)について詳しくはこちら
物流センターの業務のながれ
物流センターには基本的な業務の流れというものがあります。
仕入先から商品を入荷し、入荷伝票をチェックします。
その商品を仕分けしてから、指定のロケーションへ保管するといった作業です。
そして受注の通知や出庫の指示が出ると、商品をロケから取り出すピッキング作業を行います。
その後の流通加工にて、商品への値札付けなどの加工を実施します。
流通加工が完了すると受注情報と合っているかの検品作業を行い、
問題がなければ包装や梱包、出荷のための仕分け作業を行います。
出荷準備が整った商品は納品先へと配送されます。
まとめ
昔は実際に生産している工場が物流センターの機能を持っていたのですが、ものを動かすという機能しかなく、
保管ということでは、現在ほどの機能は持っていませんでした。
ネット通販で何でも買えるようになった現在では商品の保管や流通加工といった特別な商品の管理が必要となっていますので独立した物流センターがないと商品の流れを捌き切れなくなっています。
それだけ、現在は物流というものの概念が変わってきているということではないでしょうか。
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年間700万個出荷の物流を扱う関通が日々現場で蓄積している、「すぐマネできる」改善ノウハウをご紹介しています。